ないことは、面白い | 豊アルケミー株式会社

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社長ブログ

ないことは、面白い

弊社は、業種としては卸売業に分類される。
基本は、仕入れたものを売る仕事である。

ただ右から左へモノを動かすだけではなく、
自社工場で加工も行っている。

一方で、我々はメーカーかと問われると、
正直なところ「メーカーではない」と答えるしかない。

製造業が想定する意味での
「製品」
をつくっているわけではないからだ

メーカーとの決定的な違いは、製造装置を
持っていないという点にある。

そうした状況から、正直なところ、
「他社が持っているような装置があればいいのに」
そう思ったことも、一度や二度ではない。

だが、少し立ち止まって考えてみた。
仮に、先行しているメーカーと同じ装置を、
後発の我々が持ったとして、
そこにどんな差が生まれるのだろうか。
おそらく、それは
「差」ではなく、
「遅れ」になるだけである。

それは、あまりにも面白くない。

では、持っていないからこそ、どうするのか。
持たない状態で、何ができるのか。
そこに知恵を使おう、と考えた。

結果として、
「持たないこと」
を前提に、
他社にはないやり方を積み重ねてきた。
それが、今の我々の会社の形をつくっている。

持たないということは、実はとても面白い。
制限があるということも、同じく面白い。

何もかもが揃っていて、
欲しいものがすべて手に入る。
その状態で、
人は本当に知恵を働かせるだろうか。
少なくとも、私はそうは思わない。

制限があるからこそ、人は考える。
制限があるからこそ、発想は尖る。
他の誰も思いつかないようなアイデアは、
たいてい不自由な状況から生まれる。

「うちにはこれがないから無理だ」
そう考えるのは簡単だ。
だが、それは思考停止であり、
場合によっては逃げでもある。

ないことを、嘆くのではない。
むしろ、ないことを、武器にする。

お金がない。
場所がない。
人がいない。

ないない尽くしの中からこそ、独自性は生まれる。
特殊な条件は、特殊で面白いビジネスをつくる。

ないことは、弱みではない。
ないことは、面白い!

 

豊アルケミー株式会社
代表取締役  桐山 宗久