News 新着情報
約束を守り続けてもらった皆勤賞
「皆勤賞」が教えてくれたこと
所属している経営者団体の総会が行われた。
その場で、思いがけず表彰を受けた。
理由は、1年間すべての活動日に出席したこと。
正直、驚いた。
賞をもらうこと自体はもちろん嬉しい。
しかし、「皆勤」で表彰されるとは思っていなかった。
私のほかにも2名が受賞されていたが、
これは単なる出席記録ではなく、
1年間健康でいられた証でもあるのだと感じた。
私は皆勤賞を推進したいわけではない。
休むことも時には必要である。
特に体調が悪いときに無理をすれば
かえってこじらせてしまうことだってある。
「当たり前」を続ける難しさ
活動日はあらかじめ決まっている。
基本的には皆の都合を考慮して設定されるが、
それでも仕事や家庭の事情で変更したくなる瞬間はある。
予定を守る。
言葉にすれば当たり前である。
しかし、実際にやり切るのは意外と難しい。
私は原則として
「先約優先」
を守っている。
あとから入ってきた予定で、
先に約束した予定を上書きしない。
もし自分が逆の立場なら、どう感じるだろうか。
「なんで?」
と思うはずである。
組織活動は、個人の集合体である。
「自分ひとりくらい休んでもいいだろう」
という気持ちが広がれば、組織は徐々に弱くなる。
皆が守るから、成り立つ。
それはシンプルだが、本質的なことだ。
皆勤の本当の理由
欠席せずに済んだ理由は、
私個人の努力だけではない。
まず、自分自身が健康でいられたこと。
そして何より、
家族が健康でいてくれたこと。
家族が体調を崩しているのに、
平然と外に出ることはできない。
家庭の安定は、
外での活動の土台である。
さらに、
会社が安定していたことも大きい。
突発的な欠席理由の多くは、
急な現場対応やトラブルである。
もちろん業種によっては避けられないこともある。
しかし経営者としては、
「自分がいなくても回る会社」
をつくることも責任の一つである。
社員が日々しっかり現場を守ってくれているからこそ、
私は外部活動にも安心して出席できる。
この皆勤賞は、私一人のものではない。
家族と社員への感謝の証である。
約束を守るという信用
約束や予定を守る。
当たり前のことだが、
信用はそこからしか生まれない。
大きな成果や派手な実績よりも、
こうした地味な積み重ねのほうが、
実は組織を強くするのではないか。
そう思う。
今回の表彰をありがたく受け止めつつ、
来年もまたすべて出席できるように整えていきたい。
健康を整える。
家庭を整える。
会社を整える。
すべては「約束を守る」ためである。
何か私や会社に特別な力があるわけではない。
信用を上げるには小さな約束を守り続けること。
それを率先垂範で実践すること。
私ができるのはそれぐらいのことである。
豊アルケミー株式会社
代表取締役 桐山 宗久