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『AI国税』すばらしい成果!

日経新聞2025年3月2日
「AI国税」脱税指南を看破
というタイトルの記事がありました。

「AI国税」が脱税指南を駆逐する
億単位の追徴という末路

 

2022年度からAI判定を導入した結果、2年連続で追徴税額は2,000億円を超えています。そして2023年度、中小法人への追徴税額2,110億円のうち、なんと8割をAIが脱税だと判定しています。
マンパワーではとても追いつかないことが、AIによって省力化され、脱税を見抜く精度が向上しているようです。

これからも脱税に手を染める企業とのいたちごっこになると思いますが、現時点では国税が勝っているようです。
納税者のひとりとして国税を応援したいです。

脱税の根源は現金取引が許されていることだと思います。
一定額以上の取引は振込やカードなど、第三者を通じて、必ず記録を残すことを義務付けるべきだと思います。
国税頼みではなく、不正を防ぐ手立てを政府は講じるべきです。

一方、1万円札などの高額紙幣を廃止することで脱税や犯罪行為を防ごうという声もあります。
一見すると、良い案のような気がするのですが、東洋経済の記事にあるように、かえって混乱をもたらしている事例もあるようで、少し冷静に考えた方がいいかもしれません。
私の印象では高額紙幣を急に廃止したことが混乱の原因ではないかと思います。通貨はインフラですからね。
デジタル化しながら徐々に発行数量を減らしていくことが必要はないでしょうか。

「高額紙幣の廃止」で犯罪撲滅を図った国の末路
インドと北朝鮮がやらかした壮大な経済失策

 

私は真っ当にビジネスをしたいので、公正に徴税が行われてほしいと願っています。
不正が放置されると正しく税金を払うことがバカらしくなりますし、ルールを逸脱したものはビジネスから撤退してもらいたいと思います。
また政府に対しては、ちゃんと納税するから、ちゃんと使ってくれ、というのが本音です。

しかしキレイごとだけで世の中は動いているわけでもありません。
ゴルゴ13を読んでいると、必要悪もあるのかなとも思います。
ただ通常のビジネスにおいては公平公正が原則でいいでしょう!

豊アルケミー株式会社
代表取締役 桐山 宗久