『両輪』 理念と利益 | 豊アルケミー株式会社

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社長ブログ

『両輪』 理念と利益

昔、先輩経営者から

理念と利益は両輪
どちらかに輪の大きさが偏るとくるくると回って前に進むことができない

という話を聞かせて頂いたことがあります。
言い得て妙だなと、納得するしかありません。
・利益に偏り、社会性に反する行為をしてしまう会社
・理想は高いが、キャッシュポイントがなく消えていくスタートアップ
が思い浮かびます。

理念と利益のタイヤが常に同じ大きさであればよいのですが、なかなかそういうわけにもいかないものです。
そもそも理念は言葉で表される概念で、数値表記が可能な利益とは比較することが容易ではありません。
「理念と利益は両輪」
のイメージするところは分かるものの、具体化することが困難です。
実際のところ、私の体験で言えば、左右のタイヤの大きさを変えながら、右に振れたり、左に振れたりしながら、前進していくことになります。
会社の規模が小さいうちは理念は持ちつつも、まずは利益を重視して、理念を体現していく力をつける必要があります。
ある程度、自力がついてこれば、理念の実現に向け、設備投資などを行い、できる範囲の具体的な施策を実行していくことになります。
成果がでれば、更に進めばよいし、イマイチであれば、自力をつけるほうに注力することになります。

本記事では
「理念」という言葉を使っていますが、
「目的」や「ビジョン」に置き換えても、全く同じです。

素晴らしい理念も、実現するためのリソース(ヒト・モノ・カネ)がなければ、
絵に描いた餅となってしまいます。
言うは易しですが、試行錯誤しながら、顧客・地域・世の中に貢献できる会社経営に努めて参ります。

豊アルケミー株式会社
代表取締役 桐山 宗久