『声がつくる一体感』 体育祭に学ぶチームマネジメント | 豊アルケミー株式会社

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『声がつくる一体感』 体育祭に学ぶチームマネジメント

中学校のPTA会長として体育祭を参観させていただいた。
学校の敷地に入り、グラウンドへ向かう途中、教室の方から大きな歓声が聞こえてきた。
どうやら体育祭が始まる前に、各クラスで気合を入れて盛り上がっているようだ。

本校では、学年によって学級数が異なるため、学年をまたいで編成した5チームに分かれて競技が行われる。
開会後も、グラウンドのあちこちからチームごとの掛け声や応援が響き渡り、会場全体が一体感に包まれていた。
運動が得意でない生徒もいるだろうが、誰もが全力で、しかも笑顔で競い合っている姿が印象的であった。

特に心に残ったのは、生徒と先生の関係の近さである。
チーム担当の先生はまるで生徒の一員のように一緒に声を上げ、勝利を喜び、悔しさも共にしていた。
支配的な空気は一切なく、先生方も生徒たちも同じ目線で楽しんでいるように見えた。

校長先生に伺ったところ、今の若い先生方は本当に辛抱強く、生徒としっかり向き合いながら日々指導をされているという。
昔のような厳しい体罰的な指導はもちろん存在せず、互いの信頼関係を築きながら学び合う姿勢が浸透しているようだ。
また先生方同士の連携も強く、横のつながりを大切にしている様子が感じられた。

生徒と先生、先生と先生。
それぞれの信頼と連帯の上に成り立つ、温かく活気ある体育祭であった。


会社経営もチームづくりが大きなテーマである。
各スタッフの力を最大限に発揮させるには、どうしたらよいだろうか。
ひとつは目標設定である。チーム全体の目標を、個人レベルまで落とし込むことが重要だ。
目標が共有されることで、方向性が一致し、協力し合う関係が生まれる。

もうひとつは一体感を高めることである。
体育祭の生徒たちは、盛り上げ役が大きな声を張り上げ、チーム全体を鼓舞していた。
あの声には不思議な力がある。
人の心を動かし、仲間を前へと押し出すエネルギーである。

私たち大人の組織では、あのようなストレートな声を出すことは難しい。
他の手段
――たとえば「信頼」「感謝」「共有の場づくり」――
で、一体感をつくっていくことが求められる。
日頃のリーダーの声掛け、スタッフ同士の声掛けが大切だと感じる。

体育祭のグラウンドに響いた生徒たちの声は、
私にとって“チームの原点”を思い出させてくれるものであった。

 

豊アルケミー株式会社
代表取締役  桐山 宗久